経営状況の評価
経営状況分析指標の意味
経営状況分析Yの概要
財務諸表の数値から、負債抵抗力、収益性効率性、財務健全性、絶対的力量の4つの面から各2つずつ計8つの指標を点数化することによって、導き出される数値のことをいいます。
純支払利息比率(X1)
売上高に対する純粋な支払利息の割合をみる比率です。
上限値5.1%、下限値-0.3%で、低いほどよいとされます。
負債回転期間(X2)
負債総額が月商の何ヶ月分に相当するかをみる比率です。
上限値18.0ヶ月、下限値0.9ヶ月で、低いほどよいとされます。
総資本売上純利益率(X3)
総資本に対する売上総利益の割合、つまり投下した総資本に対する売上総利益の状況を示す比率です。
上限値63.6%、下限値6.5%で、高いほどよいとされます。
売上高経常利益率(X4)
売上高に対する経常利益の割合、つまり企業の経常的経営活動による収益力を示す比率です。
上限値5.1%、下限値-8.5%で、高いほどよいとされます。
自己資本対固定資産比率(X5)
設備投資などの固定資産がどの程度自己資本で調達されているかをみる比率です。
上限値350.0%、下限値-76.5%で、高いほどよいとされます。
自己資本比率(X6)
総資本に対して自己資本の占める割合、つまり資本蓄積の度合いを示す比率です。
上限値68.5%、下限値-68.6%で、高いほどよいとされます。
営業キャッシュフロー(X7)
企業の営業活動により生じたキャッシュの増減をみる比率です。
上限値15.0億円、下限値-10.0億円で、高いほどよいとされます。
利益剰余金(X8)
企業の営業活動により蓄積された利益のストックをみる比率です。
上限値100.0億円、下限値-3.0億円で、高いほどよいとされます。
Yを上げるためには。
財務内容の改善
経営状況分析(Y)は、負債抵抗力、収益性・効率性、財務健全性、絶対的力量の4つの面から、各2つずつの計8つの指標から各点数を算出して導き出されます。
財務内容の改善が評点アップのための主な施策となり、すぐに改善できないところでもあるので、顧問税理士と相談しながら中長期的な視点で徐々に改善していくことになります。